保険PET検査をご受診される皆様へ

FDG-PET検査はFDG(ブドウ糖に放射性フッ素で目印を付けたくすり)を静脈から注射で体内に入れることで、体内でのブドウ糖代謝の様子を調べる検査です。FDGはブドウ糖をエネルギーとして多く消費している組織に集積するため、がん細胞や炎症を起こしている細胞、脳機能をみるために使用されます。X線CT検査やMRI検査のように形態をみるのではなく、機能や活動性をみられることが特長です。
  • 料金:法定診療報酬額(個人負担分)
  • 所要時間:約3時間

被ばくについて

PET-CT装置で撮影します。PET検査とCT検査を実施することで合計約8~12mSv(ミリシーベルト)の被ばくを伴います。ごく微量の被ばくのため、人体への影響はほとんどないと考えられています。なお、検査後しばらくは体内から微量な放射線が発生しておりますので、注射後6時間程度は妊婦や乳幼児への接触をできるだけ避けてください。

副作用について

FDG-PET検査で用いる薬剤はブドウ糖に似た成分のため、副反応が起こることは稀です。

保険PET検査(当日)の流れ

STEP 01
受付・検査説明・問診

健康状態や食事・運動制限が守られているかを確認します。
STEP 02
更衣

検査着に着替えていただきます。
STEP 03
検査薬の静脈注射

FDGを静脈注射で体内に投与します。
STEP 04
安静


FDGが体内にいき渡るまで約1時間安静に待機します。

STEP 05
PET-CT検査


PET-CT装置のベッドの上に横になり、20~45分間撮影します。

STEP 06
更衣・会計

着替え後、受付にて会計をお願いします。

ご注意ください

  • 検査前日から、ジョギング・水泳などの運動やマッサージなど、筋肉を刺激する行為はお控え下さい。
  • (てんかん、悪性腫瘍、大型血管炎でご受診の方は)検査当日は受付4時間前までに食事を済ませ、以降は糖分を含まない水・ウーロン茶・日本茶による水分補給のみとしてください。
  • (心サルコイドーシスでご受診の方は)検査前日14:00以降は糖質制限食とし、夕食は20時までにとってください。その後も糖分を含まない水・ウーロン茶・日本茶による水分補給のみとし、当日の朝食・昼食は抜いてください。(別途「心サルコイドーシス FDG-PET検査[食事制限に関するご案内]」もご参照ください。)
  • 検査実施に際して介助が必要な場合、ご家族の方の付き添い(1 名)をお願いしております。
  • 所要時間は全体で約3 時間ですが、終了時間が1時間ほど遅くなる場合がございますのでご承知おきください。
  • 検査費用は実施内容、負担割合により変動する場合がございます。
  • 以下に当てはまる方はあらかじめ主治医にご相談ください。
    -糖尿病の治療中の方。
    -狭いところが苦手な方。
    -注射で気分が悪くなったことがある方。
    -妊娠中または妊娠の可能性がある方。
    -授乳中の方。
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お電話でのお問合せ先

浜松ホトニクス健康情報室
Tel. 053-585-0366 Fax. 053-585-0367
※浜松ホトニクス株式会社は、浜松PET診断センターの窓口業務を受託しています。