院長あいさつ

PET-CTをはじめとする「光の眼」で、
がんや認知症のない未来を見つめます。
一般財団法人 浜松光医学財団
浜松PET診断センター
院長 西澤貞彦
今、日本ではますます高齢化が進み、がんや認知症を患う方はどんどん増えています。
「がんで死なない、認知症で苦しまない健康長寿社会の実現を目指して」。これは浜松光医学財団および浜松PET診断センターの設立理念です。当センターでは、設立当初からPET-CTなどの画像診断を中心とした高精度の検診を通じて、早期発見、早期治療により完治を可能にする予防医学を発展、浸透させ、多くの方が健康長寿を全うできる社会の実現を目指しています。
医学の発展に伴い多くの致命的な疾患が克服されてきたおかげで、日本人の平均寿命は大きく延びました。この延びた寿命を、体も心も健康のままで全うできればいうことはありません。しかし、健康寿命と平均寿命には男性で9年以上、女性では12年以上もの差があり、医学の進歩によってもその差は縮まるどころか拡大傾向にあります。

検診による発症前の早期発見により、早期治療でがんを完治させ、早期介入で認知症発症の遅延や症状進行の抑制を可能にし、健康寿命を延ばしていく。我々はそのために必要な最先端のPET-CTなどの画像診断機器を備え、習熟した画像診断専門医や薬剤師、技師、看護師、事務職員が一体となって、皆様の期待にこたえる検診を心がけています。
当センターはPET-CTの心臓部となる光検出器の分野では世界最大のシェアを誇る浜松ホトニクスの中央研究所内にあり、研究、開発チームと協力し、新たな研究や技術開発にも取り組み、その結果が検診に応用されているものもあります。

日本有数の健康長寿を誇る県と市である静岡、浜松。私たちはこの地からさらなる予防医学の発展に貢献し、PETがん検診がより皆様に身近なものになるよう努めてまいります。