保険PET検査について

一定の適用要件を満たしている場合は、PET検査にも保険が使える場合があります。

保険アミロイドPET検査について

保険診療でのアミロイドPET検査は、レカネマブ(レケンビ®)最適使用推進ガイドラインに基づき投与施設からのご依頼のみ承ります。検査申込は【脳機能PET検査について(医療機関の皆様へ)】をご参照下さい。
(令和6年1月15日時点)

PET-CT検査の保険適用要件

18F-FDGを用いたポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影(PET-CT検査)については、下記の表に定める要件を満たす場合に限り適用されます。ただし、表中の「画像診断」からはコンピューター断層撮影(X線CT検査)に係わるものを除きます。
(令和2年4月1日時点)
てんかん 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる場合。
心疾患 ※1
  1. 虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされ、かつ他の検査で判断のつかない場合。※2
  2. 心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる場合。
悪性腫瘍
(早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む。)
他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない場合。
高安動脈炎等の大型血管炎 他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない場合。※3
※1 心疾患はポジトロン断層撮影(PET検査)として適用されます。
※2 当センターでは対応しておりません。
※3 不明熱の鑑別診断や疑い症例での診断目的の検査は適用になりません。

PETがん検査について

浜松PET診断センターでは、日本核医学会「FDG PET・PET/CT診療ガイドライン」に則り、下記の症例の患者および検査目的を保険適用範囲としています。
※場合によって保険適用外となることがありますので、あらかじめご了承ください。

悪性腫瘍(早期胃癌を除き、悪性リンパ腫を含む。)の保険適用症例

  • 病理組織学的に悪性腫瘍と確認されている方。
  • 病理診断では悪性腫瘍であると確定できないが、臨床病歴、身体所見、PETまたはPET/CT以外の画像診断所見、腫瘍マーカー、臨床的経過観察などから、臨床的に高いがい然性をもって悪性腫瘍と診断される方。

保険適用となる、悪性腫瘍の検査目的

  • 治療前の病期診断として
  • 二段階治療を施行中で、第一段階治療完了後の第二段階治療方針決定のために病期診断が必要な場合。
  • 転移・再発が疑われる臨床的徴候や検査所見がある場合の、診断のため。
  • 手術や放射線治療などによる変形、瘢痕(はんこん)などのため、他の方法では再発の有無が確認困難な場合。
  • 経過観察などにより治療が有効と思われるにもかかわらず他の画像診断等で腫瘤が確認されており、腫瘍が残存しているのか、肉芽・線維などの非腫瘍組織による残存腫瘤なのかを鑑別する必要がある場合。
  • 悪性リンパ腫の治療効果判定

マイナンバーカードの健康保険証利用について

浜松PET診断センターでは、マイナンバーカードを健康保険証としてご利用頂けます。
保険PET検査のお申込みは、浜松PET診断センターで受け付けています。
お申込み・検査手順については、「保険PET検査お申込み方法(医療機関の皆様へ ) 」または
「保険PET検査をご受診の皆様へ 」の該当ページをご参照ください。