脳機能PET検査について(医療機関の皆様へ)
医療機関の皆様へ
このページをご利用いただくための注意事項です。必ずお読みください。
このページは、国内の医療関係業務に従事している方を対象に、当センターで実施する脳機能PET検査に関する情報提供を目的としたものです。一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんので、ご注意ください。医療関係業務に従事している方は、「はい」をクリックしてください。「いいえ」をクリックすると「脳機能PET外来について」のページをご案内します。
【あなたは医療関係業務に従事している方ですか?】
浜松PET診断センターでは、浜松ホトニクス社製の頭部用PET装置※を駆使し、脳機能の診療と研究を目的とした脳機能PET検査を実施しています。ご不明な点は、お問合せフォームまたはお電話にてお問い合わせください。
(※検査種別によっては全身用PET/CT装置を使用する場合もございます。)
(※検査種別によっては全身用PET/CT装置を使用する場合もございます。)
PETによる脳機能の検査
「脳機能PET検査」は、脳機能を調べる専門的な検査です。さまざまな脳の病気に特徴的に見られる代謝や物質の状態を、頭部用PET装置※により測定し、画像化します。病気をより早く、より正確に描出することに役立つと考えられています。
(※検査種別によっては全身用PET/CT装置を使用する場合もございます。)
(※検査種別によっては全身用PET/CT装置を使用する場合もございます。)
脳機能PET検査の内容例
アミノ酸代謝やコリン代謝を調べる検査
主に脳腫瘍の病巣範囲を明確に調べる検査として実施されます。[11C]Methionineという検査薬では、脳腫瘍などの病巣部における細胞のアミノ酸代謝を調べます。また[11C]Cholineという検査薬では、リン酸脂質代謝を調べます。
ドパミン神経伝達を調べる検査
運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる神経伝達物質(ドパミン)の脳内での状態を調べる検査として実施されます。[11C]βCFT、[11C]Raclopride、[11C]SCH23390などから適切な検査薬を用い、神経疾患の有無を調べます。
セロトニン神経伝達を調べる検査
心身の安定や心の安らぎなど、人間の精神面に関わる神経伝達物質(セロトニン)の脳内での状態を調べる検査として実施されます。[11C]DASB、[11C]McN5652などから適切な検査薬を用い、セロトニン作動系神経の活動を調べます。
脳機能PET検査に用いる薬剤例
脳機能PET検査では、検査内容に適した薬剤の製造が必要となります。当センターでは現在、計15種類の臨床用PET薬剤が製造可能となっております。
対象 | 疾患名 | 薬剤 |
---|---|---|
がん | 脳腫瘍 | FDG, Methionine |
認知症 | アルツハイマー型 | FDG, PiB, PBB3, DPA-713, 2FA, BCPP-EF, Florbetapir |
レビー小体型 | FDG, DPA-713 | |
前頭前野型 | FDG | |
神経疾患 | パーキンソン病 | β-CFT, Raclopride, DPA-713 |
てんかん | FDG, Raclopride, Flumazenil | |
精神疾患 | 摂食障害 | DASB, DPA-713 |
自閉症 | DASB, DPA-713, SCH-23390 | |
薬物依存 | McN5662, PK11195 |
受診区分と検査種別および使用薬剤について
保険診療
検査種別 | 使用薬剤 |
---|---|
FDG検査(脳腫瘍、難治性てんかん) | [18F]FDG |
アミロイドPET検査 (使用薬剤をご指定の場合は事前にご相談下さい) |
[18F]Florbetapir(アミヴィッド®) [18F]Flutemetamol(ビザミル®) |
自由診療
検査種別 | 使用薬剤 |
---|---|
メチオニンPET検査 | [11C]Methionine |
アミロイドPET検査 (使用薬剤をご指定の場合は事前にご相談下さい) |
[18F]Florbetapir(アミヴィッド®) [18F]Flutemetamol(ビザミル®) |
臨床研究
検査種別 | 使用薬剤 |
---|---|
共同研究検査 | 研究内容にて指定 |
委託検査
検査種別 | 使用薬剤 |
---|---|
単純委託検査 | 委託内容にて指定 |
ご注意ください
- 予約申込書は検査種別毎に必要となります。
- 脳機能PET検査の実施には、フュージョン(融合)画像作成及び読影補助用としてMRI(VSRAD®解析に使用できる程度のT1強調3D画像)データのご提供をお願い※しております。ご依頼・ご紹介の際には申込書類と併せてご提供くださいますようお願い申し上げます。
(※検査種別によっては当センターにてMRI検査を実施する場合もございます。)(※出来る限り2ヶ月以内に撮像したデータをご提供下さい。)
【保険診療】のお申し込み方法と検査結果ご報告までの流れ
- お問合せフォームまたはお電話にて、お問い合わせください。検査枠の空き情報をお知らせいたします。
- 「脳機能PET検査 予約申込書(様式A)」に必要事項をご記入の上、診療情報提供書と併せてファックスしてください。また原本と併せて、フュージョン(融合)画像作成及び読影補助用のMRI(VSRAD®解析に使用できる程度のT1強調3D画像)データを光ディスク等にて当センター宛にご郵送ください。なお、保険診療でアミロイドPET検査をご依頼の場合は右記シーケンス(3D T1WI、2D Axial FLAIR、2D Axial T2*WI GRE、2D Axial T2WI、2D Axial DWI)に準じたMRIデータのご提供をお願いします。
- 「脳機能PET検査 予約案内(様式B)」に検査日時等をご記入いただき、「浜松PET診断センター(検診部)所在地図」と併せて、受診者様にお渡しください。
- 受診者様は検査当日、浜松PET診断センター(検診部)に直接お越しください。受付にて「保険証」を確認させていただきます。検査終了後、法定診療報酬額の個人負担分を請求させていただきます。
- 検査実施後1週間を目安に、検査申込元(主治医様)宛に「脳機能PET検査 結果報告書」を郵送いたします。
・脳機能PET検査 予約申込書(様式A)※
・脳機能PET検査 予約案内(様式B)
(※ 保険診療の場合は、医療機関様でご使用されている診療情報提供書を併せてご提供下さい。)
・脳機能PET検査 予約案内(様式B)
(※ 保険診療の場合は、医療機関様でご使用されている診療情報提供書を併せてご提供下さい。)
その他の受診区分のお申込み方法
【自由診療】に関して
原則、お申込みはご本人様からとなります。なお、ご受診には医師の判断による適切な検査の選択が必要となります。主治医にご相談いただき、医療機関からのご依頼・ご紹介にてお申込みください。
また、医療機関をご受診されていない方につきましては、まず当センターのPETがん検診「総合コース+脳オプション」またはもの忘れ予防支援室や脳機能PET外来をご受診いただくことをお勧めいたします。
受診を希望される場合は、お問合せフォームまたはお電話にてお問い合わせください。
また、医療機関をご受診されていない方につきましては、まず当センターのPETがん検診「総合コース+脳オプション」またはもの忘れ予防支援室や脳機能PET外来をご受診いただくことをお勧めいたします。
受診を希望される場合は、お問合せフォームまたはお電話にてお問い合わせください。
【臨床研究】に関して
ご希望に沿った検査を実施いたします。ただし、共同研究に係る契約の締結と、当センター倫理委員会への研究計画の提出および承認が必要です。詳しくはお問合せフォームまたはお電話にてお問い合わせください。
【委託検査】に関して
ご希望に沿った検査を実施いたします。ただし、単純委託に係る契約の締結が必要です。詳しくはお問合せフォームまたはお電話にてお問い合わせください。
お問合せ先
お問合せフォームはこちらお電話でのお問合せ先
浜松ホトニクス健康情報室フリーダイヤル0120-584-722 Fax. 053-584-0723
※浜松ホトニクス株式会社は、浜松PET診断センターの窓口業務を受託しています。