PET研究検診

PET研究検診は、【浜松ホトニクス】【ホトニクス・グループ健康保険組合】【浜松PET診断センター】が協力し、実施している浜松ホトニクスの社員に対するPETがん検診です。
検診内容は、PET総合コースと同様となっており、社員の健康維持や医療費削減、PETがん検診の有効性の検証を主な目的とし取り組んでおります。
PETがん検診の有効性の検証では、がん発生数・医療費・通院日数・入院日数・死亡数等をPETがん検診を受診した『受診者群』と、受診していない『非受診者群』に分け比較し、大きな差が出ており、有効性に関して一定の結果が出ております。

参加条件

 ● 40歳以上
 ● ホトニクス・グループ健康保険組合の被保険者

募集について

 ● 2年に1回
 ● 自由参加

受診者群と非受診者群の構成

※2009年11月~2017年10月までの集計

2つの群の比較

2つの群を比較するとがんの発生割合に大きな差は出ませんでしたが、その他の項目では受診者群の方が医療費・通院日数・入院日数のいづれの負担も少なく済んだ結果となっております。さらに死亡者数においては受診者群は1名でとどまっていますが、非受診者群では35名中8名(約2割)の方が亡くなる結果となりました。
※2009年11月~2017年10月までの集計

受診者群のがん発見ステージ

受診者群で発生した46名のがんについて詳しく調べていくと、46名中31名はPETがん検診受診時に異常が指摘されておりました。そのうち、がんステージが判明している24名に関しては約79%はStage 0-Ⅰの早期で発見されていることが分かっています。
※2009年11月~2017年10月までの集計