名誉院長(米倉義晴)より

光技術で健康を保つ

科学技術の進歩は、私たちの健康に大きく役立っています。多くの病気に対する治療法が開発され、私たちの寿命を延ばすことに貢献してきましたが、治療にともなう作用や高額な医療費といった新たな問題も生まれてきました。がんなどの病気を、その早い段階で診断し、適切な治療を行うことによって、健康で豊かな生活を続けることができます。病気の早期発見・早期治療は、結果的に医療費の削減にもつながり、人口の高齢化が進む中で健康長寿社会の実現に向けた重要な取り組みです。
 
浜松PET診断センターでは、浜松ホトニクス㈱の得意とする「光」分野のさまざまな技術を医学に応用して、病気の早期発見・早期治療をめざしています。世界最先端の光技術を組み合わせることによって、がんなどの病気を超早期に発見する研究開発を進めるとともに、その成果を検診や診断に応用して、地域の皆様の健康作りに貢献していきたいと考えています。

米倉 義晴(よねくら よしはる)

1973年 京都大学医学部卒業
1995年 福井医科大学高エネルギー医学研究センター教授
2006年 福井大学名誉教授
         独立行政法人放射線医学総合研究所理事長
2016年 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構理事長顧問
         浜松ホトニクス株式会社顧問
         浜松PET診断センター名誉院長
2017年 公益社団法人日本アイソトープ協会シニアアドバイザー
2019年 大阪大学放射線科学基盤機構特任教授